不動産売却時に最も気になるのが、いくらで売れるのかということでしょう。流石に購入したときの値段とまではいわないにしても、次の物件を購入する際の足しになるくらいの値段になってくれたらまずは満足できるでしょう。では、どうすればその物件を高く売ることが出来るのでしょうか。これは、不動産売却に限らず、販売業全てに言えることですが、購入者は値段以上の価値を見出したときに購入意欲が最大になるのです。であれば、売却する物件の強みをみつけ、それを最大限にアピールすることで、相手の購入意欲を高めることが出来るのではないでしょうか。「駅から近い」や「ロフト付きで広々している」といったアピールしやすいポイントはもちろんですが、一見するとデメリットになりそうなところも角度を変えてみると意外にアピールできたりするものです。例えば、「ワンルームで収納も少ない」と言われるととても良い物件には聞こえません。しかし、「ワンルームで収納が少ないから物が多くなりません」そう言われると見え方が変わってきます。また、玄関が広ければ「急な来客でも靴の置き場に困りません」リビングが広ければ「家族でゆったり出来ます」など、普通に見えるポイントでも、そこに付随するメリットを探せば、相手に与える印象も変わってきます。相手にとってメリットになるポイントをアピールすることが、不動産売却で成功につながるのです。