転勤や住み替えなどの事情で、マンションを売りに出そうと決めたときにみなさんが気になるのは「いつ」「いくらで」売れるか、ですよね。不動産売買というのはほとんどの人にとって人生のうちで最も高額な取引ではないでしょうか。だからこそ不動産売却で損はしたくない、できれば少しでも高い金額で売りたいというのは正直なところ。しかし売り手にも希望の条件があるように、中古マンションの買い手にもさまざまな譲れない条件があります。では1円でも高く売るためにはどんなことを気にしたら良いのでしょうか。まずは「いつ売りに出すか」です。賃貸業界に繁忙期や閑散期があるのと同じように、不動産取引にもシーズンがあるのです。一般的にいう繁忙期というのは、春先の1月から3月、秋の9月から11月を指すことが多いです。なかでも動きが大きいのはやはり春とみていいでしょう。子どもの入学や進学のタイミングに合わせて住み替えを考える人が非常に多いからです。需要が高くなればその分相場よりも高値でマンションを売却できる良いチャンスとなります。また売却には思った以上に時間がかかるもの。特に急がないという場合であっても、マンション購入希望者が物件を探し始める1月から3月の繁忙期に合わせて早めに準備をスタートさせるのが、マンション売却をスムーズにする、また成功させるためのひとつのポイントといえます。