もしも売りに出した不動産の購入希望者が現れた場合、購入希望者との交渉が始まります。通常のお買い物のように、単純にお金と商品のやり取りが行われるわけではないのです。そして交渉がうまく行けば、無事に不動産の売却が完了します。つまり、購入希望者との交渉は最後の関門なのです。
流れとしましては、まず購入希望者が「買付証明書」を提示します。その買付証明書には希望購入価格や引き渡し希望日など、購入希望者の要望が記載されています。売り主はそれを見て、交渉に移るのかどうか判断します。
そして交渉ですが、これは売り主と購入希望者が直に会うということは滅多にありません。基本的には、売り主側の不動産会社と、購入希望者側の不動産会社とが交渉を行います。スムーズに行く場合もあれば、お互いに譲れない条件から交渉が長引く場合もあります。その場合は互いに条件を調整していき、互いに納得できるようにすり合わせて行きます。不動産会社の腕の見せ所でもありますが、売り主も当事者意識を持ち、不動産会社とよく相談しなければいけません。
交渉しだいでは、不動産売却の結果が大きく左右されます。不動産売却は交渉も含めて不動産会社と二人三脚で進めていく必要がありますので、信頼できる不動産会社をお選びください。